また、「世界でグローバル化が進み、新自由主義が蔓延し、貧富の差が広がり、弱肉強食の社会が形成されているため、地域経済の発展にとっては著しい脅威になっている」と指摘。さらに、「日中韓3ヶ国、およびASEAN(東南アジア諸国連合)を中心とした東アジア共同体を構築して、グローバリズムとナショナリズムがもたらす弊害を減少させなければならない」との見方を示した。
鳩山元首相は現在、中国が設立を主導したアジアインフラ投資銀行(AIIB)の顧問にあたる「国際諮問委員会」の委員を務めている。そのため、挨拶の中で、「AIIBの投資はインフラに限らず、地球環境にとってプラスになる事業にも投資しなければならない。政府資金には限りがあることを考えると、AIIBは民間投資を積極的に活用しなければならない。インフラ建設を通して、発展途上国の経済発展をサポートし、この世界から貧困や差別、そして貧困や差別が引き起こすテロがなくなることを願っている。また、AIIBがスムーズに発展し、中国が提唱する『一帯一路(the belt and road)』が順調に実施されることを願っている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年11月11日
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