2016年12月27日  
 

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人民網日本語版>>政治

安倍氏はなぜ南京へ慰霊に行かないのか (2)

――日本「女たちの戦争と平和資料館」池田恵理子館長に聞く

人民網日本語版 2016年12月27日15:48

■日本政府は歴史の真相を故意に抑え込んでいる

池田氏によると、以前日本国内の戦争と平和関連の記念館を調査した結果、「慰安婦」問題に言及する国立記念館は1つもなく、公立、県立、私立記念館も少しだけだった。右翼勢力は「慰安婦」問題と南京大虐殺を認めるのは「自虐史観」だと考えており、右翼勢力の圧力の下、元々「慰安婦」問題に少し言及していた記念館も関連する内容を撤去した。「政府と地方自治体は関連資料をしっかりと収集し、保存することができずにいる。これは大変遺憾だ」。

池田氏によると、安倍政権は教育と報道の面で「慰安婦」問題を故意に抑え込んでいる。中学校の歴史教科書を例に取ると、1997年版の教科書には全て「慰安婦」関連の記述があった。だが右翼勢力の批判と政府の圧力の下、教科書改訂時に「慰安婦」関連記述が強制的に削除された。2012年になると、「慰安婦」問題関連の章節は全ての中学校の歴史教科書から消えた。これと同時に、メディアの報道も日本政府から圧力を受けた。

池田氏は1995年から1996年までに「慰安婦」関連の番組8本の制作に参加した。だがその後NHKはこうした題材の番組を制作していない。池田氏は、教育とメディアの双方が抑圧された後、日本国民は「慰安婦」問題を次第に知らないようになったと強調した。


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