22日に発表された「河北雄安新区計画綱要」では、北京と雄安新区を結ぶ快速地下鉄線の整備計画が打ち出されている。同地下鉄線は、牡丹園と新空港を結ぶ北京新空港線の北区間と北京新空港と雄安を結ぶ南区間で構成される。新華社が伝えた。
計画では、高速鉄道ネットワーク合理化の必要性が指摘されている。「四縦両横」エリア高速鉄道交通ネットワークを構築し、雄安新区と北京・天津・石家荘各都市との接続強化に重点が置かれる。
「四縦」とは?
北京と広州を結ぶ京広高速鉄道
北京、香港、台北を結ぶ京港台高速鉄道の京雄(北京―雄安)―雄商(雄安―商丘)区間
京雄―石雄都市間鉄道
雄安新区―北京新空港快速線
「両横」とは?
天津と保定を結ぶ津保鉄道
天津と雄安を結ぶ津雄都市間鉄道と北京と昆明を結ぶ京昆高速鉄道の忻雄(忻州―雄安)区間
この「四縦両横」が雄安新区を「軌道上の北京・天津・河北」に効率良く組み入れていくことになる。これらの鉄道ネットワークにおいて、雄安新区と北京新空港を結ぶ快速線は新路線となる。北京新空港と雄安新区を結ぶ都市間鉄道の従来の建設計画によると、河北省固安と保定を結ぶ固保鉄道を指し、同鉄道は北京・天津・河北都市間鉄道ネットワークの一部であったが、現時点ではこの計画は雄安新区計画からすでに削除されている。
河北雄安新区と北京市街地を結ぶルートは、実際には2種類のルートがある。雄安新区と新空港を結ぶ快速線である北京新空港線ルートと、空港連絡線で雄安新区と新空港を結ぶ快速線ルートだ。
「河北雄安新区計画綱要」によると、河北雄安新区から北京新空港までの所要時間を20分以内に、北京・天津まで30分以内に、石家荘までを60分以内にする計画となっている。このうち、北京までの所要時間30分以内という目標達成のため、京雄高速鉄道を利用することが強調されている。地下鉄快速線を利用した場合、雄安新区から北京市街地までは、約1時間かかることになる。
空港快速線は、都市間鉄道とは異なる。都市間鉄道は乗車券を購入し、発車時刻まで待つ必要があり、各列車の発車間隔は比較的長く、高速鉄道車両を使用している。一方、空港快速線は、高速鉄道と都市地下鉄の中間に属する新タイプの路線で、時速100キロメートル以上に達し、高速鉄道車両と地下鉄車両の中間的な新型車両が導入される。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年4月25日
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