北京時間29日未明、ワールドカップロシア大会の決勝トーナメントに進出する16チームが決定した。日本は、アフリカ勢で決勝トーナメント進出の可能性が最も高かったセネガルと勝ち点差で並ぶも、フェアプレーポイントの差で上回り、決勝トーナメント進出を決めた。日本はアジア勢唯一の進出だ。中国新聞網が報じた。
決勝トーナメントに進出した16チームは、A組1位のウルグアイ、2位のロシア、B組1位のスペイン、2位のポルトガル、C組1位のフランス、2位のデンマーク、D組1位のクロアチア、2位のアルゼンチン、E組1位のブラジル、2位のスイス、F組1位のスウェーデン、2位のメキシコ、G組1位のベルギー、2位のイングランド、H組1位のコロンビア、2位の日本だ。
16チームのうち、欧州が最多で10チーム、南米4チーム、北米1チーム、アジア1チームで、アフリカ勢は5チーム全てが敗退した。
決勝トーナメントの組み合わせで「死の山」と呼ばれている側のメンツも決まった。片側はウルグアイ、フランス、アルゼンチン、ブラジルのワールドカップ優勝経験がある4チーム、さらに、初優勝を狙う強豪ポルトガル、ベルギー、そして、日本、グループリーグでドイツに勝ったメキシコで、まさに「死の山」となっている。
グループリーグの2巡目を終わった時点で1位だった日本は、最終戦でポーランドに0対1で敗れたため、首位をコロンビアに譲り、グループリーグ2位の成績で「死の山」に属し、同側で最も実力の低いチームとなり、決勝トーナメントを勝ち抜くのは非常に厳しい情勢となった。
決勝トーナメント初戦の組み合わせは、日本が属する側は、ウルグアイ-ポルトガル、フランス-アルゼンチン、ブラジル-メキシコ、ベルギー-日本、もう一方の側は、スペイン-ロシア、クロアチア-デンマーク、スウェーデン-スイス、イングランド-コロンビアとなった。
ブラジル大会で、前回覇者であったにもかかわらず最も早く敗退が決まるという屈辱を経験したスペインは、今回は決勝トーナメントで楽な側に名を連ね、ワールドカップ優勝経験があり、今回の優勝候補となっているイングランドと対戦するとすれば準決勝で、ベスト4進出の可能性がかなり高い。
決勝トーナメント初戦はロシア時間6月30日に始まる。先陣を切ってキックオフとなるのはウルグアイ-ポルトガル戦、フランス-アルゼンチン戦で、いずれも注目度が非常に高い。同4チームは、優勝経験国、あるいは優勝候補とされているチームで、アルゼンチンとポルトガルが勝ち上がれば、世界的なスーパースターであるメッシ選手と、ロナウド選手が今大会で初めて激突することになる。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年6月29日
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