北京時間の今晩から明日の早朝にかけて、ワールドカップロシア大会のグループリーグが全試合終了する。28日に試合が残っているのはG組とH組だ。G組は、ベルギーとイングランドがすでに決勝トーナメント進出を決めている。一方、中国のサッカーファンが最も関心を寄せているのはおそらくH組だ。なぜなら、これまでワールドカップでは脇役を務めてきたアジア勢が今年は決勝トーナメントに進出する可能性があるからだ。現時点でH組のトップに立っている日本代表は今夜、最終戦でポーランドと対戦し、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。 大連日報が報じた。
4年前のワールドカップブラジル大会で、アジア勢4チームがいずれもグループリーグで敗退し、決勝トーナメント進出を逃して「完全な脇役」を演じたことは記憶に新しい。今年、「アジアの光」と称される日本代表は初戦でコロンビアを2対1で破り、2戦目ではセネガルに先制されたが、その後1点返し、また勝ち越されては追いつくというねばりを見せた。日本代表の技術や戦術、強い精神力などは評価に値する。特に、前2試合の戦いぶりを見ると、海外組をメインとする日本代表のイレブンは、強豪相手とも互角に戦うことができるサッカースタイルを有している。加えて今年のポーランドはコンディションが上がらず、日本代表が勝利を収めて決勝トーナメント進出を決めるというのも決して不可能なことではない。
G組の最終節で、ベルギーとイングランドが激突する。ただ、ボールを激しく奪い合うような壮絶な試合を期待していると、期待外れとなるだろう。なぜなら、2チームとも決勝トーナメント進出をすでに決めており、グループリーグの1位になることには無関心であると予想されるからだ。双方の監督がすでにメンバーを大きく入れ替えることを示唆している。決勝トーナメント初戦では、G組の1位はH組の2位と、G組の2位はH組の1位と対戦することになっているが、H組から決勝トーナメントに進出する可能性があるのはコロンビア、日本、セネガルで、ベルギーとイングランドにとっては、どのチームと対戦することになっても、それほど変わりはないといえる。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年6月28日
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