ワールドカップロシア大会のグループリーグ2巡目が終了し、アジア勢もここまでまずまずの戦いぶりを見せている。一流の強豪チームとはまだ差があるものの、特に日本代表はアジア勢を代表する大健闘を見せている。アジア勢のパフォーマンスについて、中国のサッカー評論家・孟洪涛氏は最近の取材に対して、「日本のパフォーマンスはとても魅力ある。日本にとっては実力通りの戦いだ。一方、韓国代表は、外国人監督を招けばもっと良いパフォーマンスを見せることができるのではないだろうか」との見方を示したほか、中国のサッカーについては、「方向性を確立しなければならない。また、レベルの高い人がもっと多くサッカーに従事し、中国のサッカーの方向性の間違いを指摘するようにしなければ、確実に前進することはできない」と指摘した。北京晨報が報じた。
日本やイランが韓国よりもハイレベルなパフォーマンス
孟氏は、「今回のワールドカップにおけるアジア勢のこれまでのパフォーマンスを見ると、特に進歩しているとも、後退しているとも言えず、それぞれの代表チームの実力を如実に反映している。例えば、日本は、欧州の二流クラブのようなレベルを保っている。メンバーのかなり多くが海外のクラブに所属しており、欧州5大リーグ(リーガ・エスパニョーラ、プレミアリーグ、セリエA 、ブンデスリーガ、リーグ・アン)の選手は、そこで自分の実力を確かめることができている。長年、日本代表は同じ方向性を堅持している。そのような伝統は日本の選手の特徴にもマッチしており、自分の短所や弱点に目を向けるというよりも、自分たちのメリットを最大限発揮している」と分析している。
孟氏は韓国代表について、「孫興民(ソン・フンミン)が欧州で活躍しているが、チーム全体の能力は日本に劣っている。代表選手のほとんどが依然として国内リーグのクラブに所属しており、海外で活躍する選手が少ないため、全体的なレベルを上げることができていない。もし、海外の一流クラブで活躍する選手が4-5人おり、もっと能力ある監督を招いたとしたら、もっとハイレベルのパフォーマンスを見せることができるのではないだろうか。国際大会では、経験ある監督がチームをもっとまっすぐ前に向かせるようにしなければならない」と指摘した。
孟氏はイラン代表について、「とても良いパフォーマンスを見せている。ほぼ自分たちの実力通りの戦いができている。全体的にもっと良い準備ができていれば、そのパフォーマンスはもっと良くなるだろう。カルロス・ケイロス監督の戦術は、守りをメインとしており、日本ほど流れが良くない」と分析し、サウジアラビア代表については、「敗退が決定したのは決して意外ではない。他のアジア勢にはまだ希望があり、全体的に自分たちの実力を発揮できている」とした。
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