鄭州東駅発安陽東駅行き高速鉄道G6602号は26日午前7時34分、鄭州東駅を定刻通り発車したが、列車が動き出してまもなく火災警報装置が突然警報を発した。大河報が伝えた。
鄭州列車運行区間乗務員グループの安全担当者である程超領さんは、「列車はちょうど駅を出発したばかりで、スピードはまだ出ていなかった。突然、列車乗務グループ監視コントロール室にあるモニターと高速鉄道運転室のモニターに、火災警報情報が映し出された。G6602号車は急停車し、エンジニアが速やかに列車の安全状況について点検した」と説明した。
火災警報情報は火災の発生元を3両目のトイレに特定していた。問題のトイレに近づいたエンジニアは、すぐに濃厚な香りに気づいたという。トイレのドアを開けると、その香りが鼻をつき、日焼け止めスプレーを手にした1人の女性客がいた。この女性は、密閉されたトイレの中で大量の日焼け止めスプレーを使用したため、車内の煙探知警報システムが反応し、列車の急停車という事態を招いたようだ。
程さんは、「エンジニアはトイレに漂っていたスプレーの香りを直ちに拡散させ、トイレ内をくまなくチェックした。火災発生の事実がないことが確認された後、列車は運転を再開した。一連の事件を処理したことで、列車は3分遅れ、それに伴い後続列車も遅れる結果となった」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年6月29日
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