中国外交部(外務省)の陸慷報道官は4日の定例記者会見で、世界の貿易・投資の状況と問題について中国とEUは共通認識にいたるかとの質問に「中国とEUは共に、一国主義と保護貿易主義に断固として反対しなければならないと考えている」と述べた。
【記者】中国が以前、今月中旬に開催される中国・EU首脳会議で米国の通商政策を念頭に置いた強硬な表現の共同声明を発表することをEU側に求めたが、拒絶されたとの報道がある。これについてコメントは。
【陸報道官】中国とEUが包括的な戦略的パートナーシップを構築してから今年で15年になる。今月中旬に開催される第20回中国・EU首脳会議の期間、双方の首脳は中国EU関係の発展及び関心を共有する重要な問題について踏み込んだ意見交換をする。現在双方は準備に拍車をかけている。われわれは情報を適時発表する。
世界の貿易・投資の状況と問題について中国とEUは共通認識にいたるか、共通の立場を発表するかとの質問に関して、先週の中国EU経済貿易ハイレベル対話で、双方は中国とEUの経済・貿易協力の深化、経済のグローバル化の支持と推進において重要な共通認識にいたった。
双方は共に、一国主義と保護貿易主義に断固として反対し、実務的な措置によって双方間の経済・貿易協力を推進し、ルールを基礎とする多角的貿易体制を共に守らなければならないと考えている。一度の対話で全ての問題を解決することは不可能だが、互恵・ウィンウィンを堅持しさえすれば、中国EU協力は必ず安定的に遠くまで前進し、中国EU関係のために、変化する世界のためにプラスのエネルギーを貢献することができる。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年7月5日
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