基調演説をする人民網の唐維紅副総裁。
人民網の唐維紅副総裁は基調演説で、「中米ベンチャー投資サミットは人民網が初めて海外で開催する、創業と投資をテーマとするサミットだ。人民網は初の開催地に米シリコンバレーを選んだが、これは中米両国のベンチャー投資分野の交流促進を目的としている。中国の習近平国家主席は、協力は中米両国にとって唯一の正しい選択だと指摘した。人民網は両国のベンチャー投資分野の協力に対して、揺るぎない自信を持っている」と述べた。
唐氏は、「ベンチャー投資はハイリスクだが高い価値を秘めた投資活動だ。ベンチャー投資分野の協力掘り下げは、中米経済協力の新たな見所になるべきだ」と述べた上で、次の4つの提案を行った。(1)中米ベンチャー投資協力は、新興技術分野を着眼点とする。次世代情報技術、先端技術、画期的な技術の突破と進展は、世界経済発展及び社会運行構造に深い影響を及ぼす。ベンチャー投資は、企業の長期的な発展と未来の価値向上を着眼点とすることで、高成長の将来性を持つ優良企業を見極めることができる。(2)中米ベンチャー投資協力は実体経済への貢献を着眼点とする。国際金融危機の痛みを経て、全世界は実体経済を着眼点としなければ、仮想世界内で空回りすることになり、美しいバブルが大きく膨らむのみであることを深く実感した。(3)中米ベンチャー投資は、草創期の零細企業への投資、創業への貢献を着眼点とする。これはベンチャー投資の存在意義であり、市場のベンチャーキャピタルへの期待でもある。(4)中米ベンチャー投資協力は、人類運命共同体の建設を着眼点とする。
さらに、唐氏は、「人民網は自らの価値を十分に利用し、メディアの責任を示し、両国のベンチャーキャピタルと創業企業の架け橋・紐帯になる。また、協力パートナー各位と共に世界の革新と創業を促進し、人類の美しい未来を共に作りたい」と述べた。
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