国家統計局が16日に発表した今年9月の全国の消費者物価指数(CPI)および生産者物価指数(PPI)のデータによると、CPIは前年同期比2.5%上昇し、上昇率は前月を0.2ポイント上回り、4ヶ月連続で前月を上回った。PPIは同3.6%上昇し、上昇率は前月を0.5ポイン下回った。物価上昇率は全体として安定していた。
前月との比較では、9月のCPIは0.7%上昇で、上昇率は前月並み。このうち食品価格は2.4%上昇で、上昇率は前月と変わらず、CPIを約0.46ポイント引き上げた。非食品価格は0.3%上昇で、上昇率は前月より0.1ポイント拡大し、CPIを約0.25ポイント引き上げた。
食品価格が引き続きCPIの前月比上昇を支えた主要因となった。同局都市社会経済調査司のシニア統計家縄国慶氏は、「夏から秋にかけて収穫と新たな植え付けが行われたことや、台風、豪雨、雹など極端な天候の影響により、野菜価格が前月に比べて9.8%上昇し、上昇率が前月を0.8ポイント上回り、CPIを約0.25ポイント引き上げることになった」と分析する。
前年同期比でみると、9月の食品価格は3.6%上昇し、CPIを約0.69ポイント引き上げた。非食品価格は2.2%上昇で、CPIを約1.78ポイント引き上げた。非食品価格の上昇がCPI上昇率により大きく影響したことがわかる。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年10月17日
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