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高齢者の逆襲?携帯でネットショッピングを楽しむ中国のシルバー族 (2)

人民網日本語版 2018年10月17日16:26

高齢者の「逆襲現象」はスマホだけに限ったことではない。年初以来、蘇寧での高齢者の一眼レフカメラ購入量が同68.8%増加し、一人あたり平均購入金額は2万4204元(1元は約16.2円)に達したほか、ブルートゥースイヤホンの購入量も同103.5%増加した。

アリババのデータによれば、シルバー族の消費は精神的なニーズを満たすものにますます向かい、美への追求や海外旅行、新しいトレーニング方法などが人気になっていることから、消費バージョンアップの流れが明らかに見て取れる。

タオバオと天猫を利用するシルバー族女性の60%に化粧をする習慣があり、化粧品の購入回数は年平均6回になる。またシルバー族は過去1年間に平均1500元を服の購入に充てた。服飾品の検索の人気ワードをみると、トップは「新款(新しいデザイン)」、次が「洋気(おしゃれ)」、「百搭(何にでも合わせられる)」などで、意外にも「AJ(エアジョーダン)」、「小白鞋(白スニーカー)」といった若者トレンドのワードも含まれていた。阿里健康のデータでは、シルバー族は医療美容関連の支出が今年は昨年の4.4倍に増えた。アンチエイジング、しわ取り、皮内注射などの美容医療に人気があるという。

▽シルバー族の消費が多様化 子供が消費バージョンアップを後押し

高齢者の世界は広場ダンスだけではない。阿里巴巴傘下の現地型生活サービスプラットフォーム・口碑のデータによると、今年に入ってから50歳以上のシルバー族の消費構造に多様化の流れがみられるようになり、健康・保健、スポーツ・トレーニング、家族で遊べる遊園地などさまざまなシーンが、消費の場としてますます重要性を増している。また、ますます豊富になる消費シーンが、シルバー族の老後の暮らしを活力に満ちたものにしている。

たとえば北京市の高齢者は享受型消費と健康のための消費が大好きだ。足ツボマッサージ、スパ・サウナなどのサービス消費額が全市の平均を約11%上回る。プール、ダンス、バドミントンなども引き続き人気で、ゴルフやトレーニングも新たに人気を集めている。1〜9月の高齢者層のゴルフとトレーニングの支出増加率はどちらも70%を超えた。

シルバー族の消費バージョンアップには子供世代の後押しが欠かせない。今年初め、タオバオの「家族アカウント」が開通し、ユーザーがこれを取得すれば、家族の上の世代と子供世代がつながるようになった。データによると、子供の同アカウントに紐付けされたシルバー族が多い地域は南京、杭州、北京だ。旅行サービスプラットフォーム・飛猪のデータによれば、親のために「孝行ツアー」を申し込む子供世代が昨年の9倍に増えたという。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年10月17日


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