国防白書:中国の武装力の多様な運用 (2)
--中華人民共和国国務院新聞弁公室 2013年4月 前書き
今の時代、平和と発展は新たなチャンスと挑戦に直面している。チャンスをしっかり捉え、ともに挑戦に立ち向かい、協力して安全を守り、手を携えて発展を実現することは、時代が各国人民に与えた歴史的使命である。
平和的発展の道を歩むことは、中国の確固たる国家意志であり、戦略的選択である。中国は終始変わることなく独立自主の平和外交政策と防御的国防政策を励行し、さまざまな形の覇権主義と強権政治に反対し、他国の内政に干渉せず、永遠に覇権を争わず、永遠に覇をとなえず、永遠に軍事拡張を行わない。中国は、相互信頼・互恵・平等・協力の新たな安全保障観を提唱し、総合的な安全保障、共同の安全保障、協力による安全保障の実現を追求する。
中国の国際的地位にふさわしく、国の安全と発展の利益に適う国防強化と強大な軍隊の建設は、中国の現代化建設の戦略的任務であるとともに、中国が平和的発展を実現するための強固な保障でもある。中国の武装力は国の発展戦略や安全保障戦略の新たな要請にこたえ、科学的発展観の指導思想としての地位を堅持し、戦闘力生成モデルの転換を加速し、中国の特色ある現代的軍事力の体系を構築し、時代の変化に即応して軍事戦略指導を強化し、武装力の運用方式を広げ、国の発展のために安全保障と戦略的サポートを提供し、世界平和と地域の安定を守るためにしかるべき貢献を行っていく。
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