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生存と豊かさに続き、中国は今後「強さを求める」べきだ (2)

 チャンスは卓越した戦略計画によってのみ勝ち取ることができる。今日について言えば、米国は世界帝国を樹立しようとし、中国を封じ込めるだけでなく、ロシア、欧州、その他の国家、さらには日本に対してさえ様々な抑圧を行っている。これによって米国は事実上全世界の「共通の敵」となり、中国に広大な策と挽回の余地を与えている。中国にとって喫緊の課題は、ロシアその他の勢力と団結して、目前に迫っている米国の対シリア戦争を断固として阻み、イランの正当な立場を支持することで、米国の片足を中東にしっかりと縛り付けることだ。かつて米国が中国の抗日戦争を支援したのは、日本軍の後ろ足を引き止めることを中国に望んだからだ。これと同時に中国は周辺の小国の安全保障問題についても関心を払い、ミャンマーや朝鮮に対する米国の軍事的威嚇を許さないべきだ。自らの考えにしがみついて悪人の手助けをして悪事を働き、狂ったように中国を挑発する国々に対して、中国は少しも手加減せずに懲罰し、地域の平和を維持することで世界平和を勝ち取るべきだ。

 国家の発展は改革と同様、障害最少の原則に従う。新中国建国初期、米国と西側が沿海で全面封鎖を行ったことで、中国は海洋方向を阻まれ、すぐにソ連・東欧陣営に加わった。後の中ソ対立で、中国は陸地方向が阻まれ、中米国交樹立によって海洋方向が開け、海路を通じた改革開放は現在まで続いている。

 2011年以降、米国は戦略を東方にシフトし始め、改めて海路沿いに中国を封鎖する準備をしている。ほぼ全ての沿海周辺国は米国陣営に加わっており、中国にとって海洋方向の政治、経済、軍事的障害がにわかに増大している。陸地方向の障害は反対に最少の状態にある。ロシア、中央アジア諸国、パキスタン、イランとの関係はいずれも史上最良の時期にある。こうした戦略形勢によって、中国の次の段階の国家発展の主たる方向は陸路に沿って西へ進み、中国、ロシア、イラン、パキスタンを核心とし、インド、中央アジア諸国、朝鮮半島を外縁とする大ユーラシア共同体であり、1つには欧州共同体と、もう1つには米国を核心とする海洋国家同盟との均衡を図り、中国に新たな発展の余地を勝ち取るものであるべきだということが決定づけられている。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年12月20日

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