ミルクを飲む男児。 |
福建省厦門(アモイ)市で18日午前8点半ごろ、ダンプカーとバイクの衝突事故が発生。バイクに乗っていた夫婦が即死したものの、女性は妊婦で、事故の衝撃で産まれた男児は病院に運ばれ、一命を取り留めた。東南快報が報じた。
警察の調べによると、ダンプカーを運転していた男は郭容疑者(45)。既に刑事拘留されている。事故の原因は現在も捜査が進められている。バイクを運転していた男性は趙さん(42)で、妻の段さん(40)は後ろに乗っていた。
18日夕方、乳児が運ばれた海滄病院を取材すると、体重4200グラムの男児が病室で眠っていた。
病院のスタッフは「朝9時半ごろ、救急科に運ばれて来た時、男児の顔や両手足には多くのかすり傷があり、簡単な処置をした後、婦人科で検査が行われた。外科や整形外科、神経外科、小児科などの医師たちが集まり立会回診を行った」と述べ、「男児は目がとても大きく、頭もよさそう。ミルクを飲む時は布団を蹴り、とても力が強いし、泣き声も大きい」と健康であることを強調した。
同スタッフによると、病院に駆けつけた男児の親族らは現在、帰宅して趙さん夫婦の葬式の準備を進めているという。
同日午後、病院にはボランティアなどが駆けつけ、交代で男児の世話を行った。粉ミルクやおむつ、服なども贈られた。また、同市の慈善総会のスタッフも病院に駆けつけ、劉さんらの親族に5000元(約8万2500円)の寄付金を病院を通して渡した。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年3月20日