北京の法定最低賃金が1日より改正され、月1400元(約2万3400円)から160元(約1770円)アップの月1560元(約2万5700円)になった。また、非全日制労働者の最低時給も15.2元(約254円)から16.9元(約282円)に引き上げられた。 京華時報が報じた。
「北京市の最低賃金基準調整(2014年)に関する通知」の規定によると、最低賃金を時給8.05元(約134円)以上、月1400元以上から、時給8.97元(約150円)、月1560元に引き上げるとなっている。また、中番、夜勤、高温下、低温下、地下作業、危険が伴う作業など特殊な労働環境下での手当て、残業代、休日出勤手当、労働者個人が支払うべき各種社会保険費、住宅積立金、国や同市の規定に基づき最低賃金に盛り込まれないその他の収入などは、最低賃金の基準内に盛り込まれず、雇用企業は別の規定に基づいてそれらを支付うべきとしている。
非全日制の労働者に関しては、最低時給が15.2元から16.9元に引き上げられた。また、法定の祝祭日の最低時給も36.6元(約611円)から40.8元(約681円)に引き上げられた。以上の基準には、雇用企業や労働者本人が支払うべき年金や医療保険、失業保険などが含まれている。
同市はさらに、出来高払い制を導入している企業に対して、平等な話し合いを通じて、ノルマと出来高の単価を合理的に設定し、労働者の法定労働時間内に、正常な労働を提供することを前提に、労働者が得ることのできる賃金が定める最低賃金を下回ってはならないと規定している。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年4月2日