深セン市で労働力が不足 フォックスコンはロボット投入
某メディアが得た情報によると、春節(旧正月、今年は2月10日)明けの始業日より、人材サービス大手・深セン人材大市場の200以上のブースは人材を募集する企業で満杯になった。一方、求職者の数は募集人数の半数ほどで、給与に対する期待も高まっているという。国際金融報が伝えた。
深セン市の一部の企業が「労働力不足」を訴え、高い雇用意欲を見せる一方で、電子機器EMS最大手・フォックスコンはこのほど、「さまざまな要素による影響を受け、一般労働者の募集を一時停止することを決定した。募集開始は3月以降にずれ込む」と表明した。労働者募集を停止しているのは、深セン地区だけではない。本紙が2月20日に、フォックスコン鄭州の人材募集ホットラインに問い合わせたところ、「鄭州地区でも募集を停止しており、管理者もしくは高級技術者のポストだけに空きがある」という答えが返ってきた。
フォックスコンのこの動きは、かつて人材を積極的に求めた態度と全く異なっている。業界内では、「フォックスコンはEMSの将来性を全面的に考慮し、募集を停止した」と予想されている。同社の郭台銘CEOが「百万ロボット計画」を発表すると、一部の労働者はそれによる影響を感じ始めた。かつて20−30人が必要であった組立ラインは、現在5人まで削減されている。労働者はボタンを押し、これらのロボットを操縦するだけでよく、仕事量が減少した。同社のロボット計画は洛陽地区の他に、晋城地区でもすでに展開されている。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年2月21日