広州鉄路(集団)公司(以下、同社)が5日に発表した情報によると、同社は鉄道と航空便の連動を促すため、広州鉄道コンテナセンター駅(以下、同駅)の建設を全面的に開始した。「大田県―北駅―空港」の連動という構造により、広州の3つの駅・空港を、アジア最大級の物流センターにする。中国新聞社が伝えた。
鉄道と航空便の連動は、現代交通輸送の重要な発展方向だ。同駅は広州三明市の大田県に建設され、京広高速鉄道(北京―広州)の広州北駅および広州白雲国際空港(以下、白雲空港)と、「鉄のトライアングル」を形成する。同社は広東省・広州市政府の関連部門と調整を進めており、同駅の建設を全力で推進している。同駅の投資総額は57億元(約929億円)に達する見通しで、中国鉄道物流拠点としては最大規模の投資となる。
同社の発表によると、同駅の設計上の貨物処理量は年間3000万トン、広州北駅の設計上の乗客数は年間5700万人、白雲空港の設計上の乗客数は年間1億人に達する。同駅が竣工すれば、同駅・広州北駅・白雲空港の3大物流・人流拠点間の交通網が強化され、広東省の経済・社会の発展に向け、より力強い物流面の支援が提供される。
この「鉄のトライアングル」がつながると、アジア最大級の物流センターが形成され、中国の対外的な経済・貿易の影響力が強化される。
計画によると、同駅と白雲空港の間には直通ルートが開設され、約20分で到着できるようになる。広州北駅と白雲空港は2本のライトレールで結ばれ、かつ穂莞深都市間鉄道、広仏環都市間鉄道、広清都市間鉄道などの珠江デルタ都市間鉄道網と連結し、空港から珠江デルタ9都市に1時間内で到着できるようになる。広州北駅と白雲空港間の所要時間は最短11分間となる見通し。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年5月6日
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