中国科学院がこのほど明らかにした情報によると、同院は2013年に科学技術革新能力を大幅に強化し、世界的に重要な影響力を持つ科学技術革新成果を獲得した。新華社が伝えた。
基礎先進研究分野
・初めて実験により「量子異常ホール効果」を発見した。これは物理学の世界で、世界的に重要な発見だ。
・BES(BEijing Spectrometer)Ⅲは新粒子を発見し、米物理学会の「フィジカル・レビュー」が選ぶ、2013年の物理学界における11の重要な成果の首位に輝いた。
・世界で初めて水素結合構造の画像化が実現され、水素結合の研究に斬新な実験方法を提供した。
・世界で初めて準ナノスケール解析の単分子ラマン分光の画像化を実現し、「同領域のこれまでで最大の進展」と評価された。
・H7N9型鳥インフルエンザウイルスの源、H5N1型鳥インフルエンザウイルスの種を跨ぐ感染のメカニズムの研究で、重大な進展を実現した。
・現時点で最も古く保存状態が最も良好な霊長類の化石の骨が発見され、近年の古霊長類・古人類学の研究における節目となった。