中国民用航空局航空機耐空性審査司は2月12日午後、中国石油化工集団公司に1号航空機用バイオ燃料技術標準規定プロジェクト批准書(CTSOA)を交付した。これは国内外の注目を集めていた、中国産1号航空機用バイオ燃料が正式に航行許可を受け、実用化できるようになったことを意味する。人民日報が伝えた。
航空機用バイオ燃料は、植物油脂、飲食店の廃油、動物性脂肪などの再生可能資源を原材料として生産される。今回の審査は、中国の航空機用バイオ燃料業界が「無」から「有」への突破を実現したことを意味する。中国石油化工集団公司は、航空機用バイオ燃料を自主生産する技術を持ち、これを大量生産する能力をつけた中国初・世界有数の企業になった。同社は昨年4月、1号航空機用バイオ燃料の試験飛行に成功していた。
中国民用航空局は今後、代替燃料などの航空機用燃料の管理規定と手続きの改善を続け、航行許可の審査体制、航空機用バイオ燃料の航行に向けた検査を実施するプラットフォームを改善し、市場の対外開放を奨励していく。中国石油化工集団公司の批准書の取得は1歩目に過ぎず、今後も航空機用バイオ燃料の開発と使用が継続される。さまざまな材料と技術を研究し、原材料の多元化を促し、生産コストを徐々に引き下げ、バイオ燃料の実用化を推進する。持続的な試験により、より多くの航行・使用経験を積み重ねていく。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月13日