2014年2月13日  
 

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中日関係の「寒冬」から抜けることを期待する在日華人

 2014年02月12日09:31
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 午年が始まり、東京は数十年ぶりの大雪に見舞われた。雪が舞い降りる中、「文化中国・四海同春」アジア芸術団が東京入りした。人民日報海外版が伝えた。

 ■寒冬に春の息吹

 「『四海同春』の今回の公演は、多くの在日華僑・華人が心待ちにしていた」。在日本中国大使館の呂小慶・参事官は芸術団に、熱烈な歓迎と心からの感謝を述べた。「中日関係が緊張し複雑になった昨今は、非常に困難な時期といえる。芸術団の訪日は、在日同胞70万人以上にとって大きな慰めです」

 東京・北千住のTHEATRE1010で9日に催された「四海同春」公演は拍手が鳴り止まず、地元華僑・華人を熱くする絶好の機会となった。「東京は昨日、数十年ぶりの大雪に見舞われたが、きょうの劇場は満員御礼となった。本当に得がたいこと」。全日本華僑華人連合会の顔安・会長は感激の面持ちで、「祖国がこの時期に慰問してくれたことで、私たちは温かく感動している。偉大な祖国のさらなる発展を祝し、また中日関係が現在の冷たい状態から抜けだし、友好関係を回復することを望みます」と寄せた。

 ■同じ文化のルーツ

 「良かった!素晴らしかった!みんな感動した!」。音楽教師の経験がある呉少煖さんと夫の杜子威さんは感激しながら公演を観た。二人は日本生まれで日本育ち。だが二胡、琵琶、武術など中国文化の要素を愛し、熟知している。劇場内で同胞に、共通点を感じたようだった。

 「人生では多くの物事が無常だけれど、永遠に変わらない二つがある。故郷と両親。きょう、祖国の皆さんがあいさつを贈ってくださり、故郷の空気と温かさを感じました」。顔安氏の言葉のごとく、海外に住む同胞と故郷の間の有形無形の絆は、「四海同春」会場が埋め尽くされる大きな力となった。

 「文化中国・四海同春」は中国文化を多様に表現し、世界各地の同胞と各国国民の、中国文化に対するさらなる理解を後押しした。今回、中日関係が敏感な時期に、「四海同春」アジア芸術団の東京慰問公演は、現地の同胞の心に暖流を与えた。「今回の祖国からのあいさつに、私たちは心が熱くなるのを感じた」。全日本華僑華人連合会の李国夫・副会長の感想が的を射ていた。(編集HT)

 「人民網日本語版」2014年2月12日

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