中国はEUと米国に次ぐ、世界3位の論文生産国になった。アメリカ国立科学財団はこのほど2014年版の「科学・工学指標」を発表し、2001−2011年の間に中国人研究者の署名入り論文数が毎年15%のペースで増加し、世界の論文数に占める比率が3%から11%に上昇したと指摘した。北京晨報が伝えた。
今回発表された中国の論文データは、中国科学技術情報研究所が昨年発表した数値と一致する。EUを一括して計算しなければ、中国の科学技術者は過去10年間で国際的な論文を114万3000編発表しており、世界2位につけている。しかし中国の国際科学技術論文の被引用数は平均6.92回のみで、世界平均の10.69回という数値を依然として大きく下回っている。
専門家は、「大量の論文の発表、特に競争力の高い国際的な刊行物における発表は、中国の科学研究水準が向上していることを意味する。しかし中国は論文大国ではあるが、科学技術強国ではない。論文数の急増は、評価体制が指揮棒としての大きな作用を発揮した結果であり、『科学技術の労働集約型』というモデルによる一時的な優位に過ぎない」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月12日