中国中央テレビ (CCTV)や中国国際電視総公司、東海電影集団などは26日、CCTVの人気グルメ番組「舌で味わう中国」の映画版を制作するプロジェクトをスタートさせた。同プロジェクトの始動セレモニーに参加した映画監督の高群書氏や薛暁路氏などは、同映画の旗を振る意欲を見せた。京華時報が報じた。
4月18日から放送が始まった「舌で味わう中国」第2シーズンは今月23日、第6回「秘境」を放送し、視聴率は2.01%だった。その衰えない人気に、CCTVは東海電影と共同で、映画版を制作することを決めた。
東海電影の倪政偉・董事長(会長)によると、映画版はあるカップルが美食を探す過程で起こるエピソードを描くグルメラブコメディ。「監督やキャストなどはまだ決まっていないが、高監督や薛監督とはすでに話し合いを行っており、2人とも興味をもっている」としている。2人の監督は26日のセレモニーに参加した際にも、旗を振る意欲を見せた。一方、キャストに関して、倪董事長は、「一流の役者を選ぶ。一番いいのはグルメに縁のある役者。例えば、グルメ番組『十二道鋒味』に出演している謝霆鋒(ニコラス・ツェー)など」と計画を語った。
「舌で味わう中国」テレビ版の総監督を務める陳暁卿氏は、「私より高監督や薛監督のほうが上手」と同映画の旗は振らない考えを示し、テレビ版で使われた撮影素材を使用することを勧めた。同映画は、番組のドキュメンタリー的な要素を引き継ぎ、テレビ版で登場した人物も出演する予定。制作費5000万元(約8億2500万円)が投じられ、来年のお正月映画として公開される計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年5月27日