(4)水垢
茶具や水周りの器具は長い間使わないと水垢が生じる。もしきちんと清掃して清潔にしなければ、日常的に飲用することで消化や神経、泌尿、造血、循環などのシステムで病変を引き起こし、老化を早める。これは水垢に含まれるカドミウムや水銀、ヒ素、アルミなど比較的多くの有害金属元素によるものだ。科学者が98日使用したポットに含まれる水垢を化学分析したところ、カドミウムは0.034ミリグラム、水銀は0.44ミリグラム、ヒ素は0.21ミリグラム、アルミは0.012ミリグラムと有害金属元素が多く発見された。これら有害金属元素は人体に大きな害をもたらす。
(5)過酸化脂質
過酸化脂質は一種の不飽和脂肪酸的過酸化物だ。例えば魚やエビ、肉などを揚げた食用油を放置しておくと過酸化脂質が生じる。長期間日光の下に置かれた乾燥魚や干し肉、長期間経ったクッキーや菓子、油脂など、また特に匂いの発生しやすい油脂などは、過酸化脂質を生じやすい。
(6)高温の油煙
国外の研究機関の比較分析によると、中国人は高温の食用油で調理をするのを好むため、コンロの温度が西洋の家庭に比べて約50%も高いという。食用油は高温によりブタジエン成分を含む油煙を生じやすく、長期間にわたって大量にこの物質を吸入すると、遺伝・免疫機能を変えるだけでなく、肺ガンになりやすい。研究報告によると、菜種油は落花生の油より発ガン性が大きい。高温下で菜種油は落花生の油の22倍のブタジエンを発生するためだ。こうした害を避けるために、調理時の油は加熱しても沸点を超えないようにすることで、油煙による健康被害や顔のシワなどを防ぐことができる。