中国パンダ保護研究センターが27日に明らかにしたところによると、今年のブラジルワールドカップでは、中国の国宝であるパンダがサッカーファンのために、ワールドカップの結果を予想するという。北京青年報が伝えた。
ドイツ・オーバーハウゼンの水族館で飼育されていたタコのパウルは、2010年の南アフリカワールドカップの場外で最も人気を集めたスターとなった。パウルは、まるで神のようにドイツチーム全7試合のほか、決勝戦のスペイン対オランダ戦の試合結果を見事に的中させ、「神タコ」という称号が与えられた。今年は、中国の国宝パンダが試合結果を予想するというが、はたしてその結果はどうなるだろうか?
今回のパンダによるワールドカップの予想では、1歳から2歳までのパンダの子どもたちが予選リーグの各段階の重要な試合を予想するほか、サッカーに詳しい各界のスターがコメンテーターとして招待されるという。
パンダによる予想の具体的な方法については、現段階でいくつか想定されている。たとえば、異なる国旗のつけられた食べ物の中からパンダが1つを選ぶ、或いは異なる国旗が掲げられた木から1本を選んで登るなどだ。最終的な予想方法は現在も検討中で、まだ正式には決まっていない。
パンダは誰もが知っている国宝だが、パンダを保護する仕事は多くの人にとって馴染みがないものだ。現在、中国パンダ保護研究センターで働くボランティアのほとんどは外国人で、全体の80%を占めているという。中国パンダ保護研究センターはこのイベントの機会を借りて、より多くの人にパンダ保護の仕事を知ってもらえるようアピールする考えだ。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年5月28日