これら5人の新司長の略歴を見ると、彼らの多くが1980年代から仕事を始め、30年近い外交業務の経験を持っていることがわかる。
注目に値するのは、今回の異動の多くが古巣への復帰であること。例えばアジア司長に任命された孔鉉佑は、すでに同司の処長や副司長などを歴任し、業務経験は計10年近くに達する。王群も軍備管理司での長年の経験を持ち、副司長も務めている。徐宏は1985年に仕事を始めたのが条約法律司で、業務経験は20年近くに達する。これらの人材はいずれも豊富な駐外経験を持っている。
▽1960年代生まれが中堅に 年齢構成の合理化進む
これら5人の今年の新司長のうち、アジア司長の孔鉉佑が1959年生まれであるのを除き、北米オセアニア司長の叢培武、軍備管理司長の王群、渉外安全事務司長の劉光源、条約法律司長の徐宏の4人はいずれも1960年代の生まれだ。
中堅を担うようになった1960年代生まれの人材は最近、重要ポストに続々と抜擢され、中国の外交人才の年齢構成はさらなる合理化が進んでいる。分析によると、中国と世界との相互交流が深まる中、豊富な経験と高い専門性を持つ人材に活躍の場が広がっている。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年6月9日