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高速鉄道でぐんと近くなる新疆

朝はウルムチでミルク入りお茶を味わい、夜は北京ダックを地元で堪能

人民網日本語版 2014年06月06日15:54
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試運転列車で業務する新疆初の高速鉄道女性乗務員

3日、蘭新線第二複線新疆区間の試運転が全面スタートした。これにより、新疆ウイグル自治区にとって初となる、全長1776キロの高速鉄道の正式開通が、いよいよカウントダウン段階に入った。新疆初の高速鉄道が開通すると、烏魯木斉(ウルムチ)から蘭州までの所要時間は、現在の16時間から約9時間に短縮され、ウルムチー北京間も従来の約半分の時間で結ばれ、新疆も高速鉄道時代の到来を迎える。人民日報海外版が伝えた。

新疆に達する高速鉄道の正式開通までには、まだ半年の期間があり、北京と新疆が高速鉄道で結ばれるまでには、2017年を待たなければならないが、高速鉄道に対する人々の期待は極めて高い。高速鉄道の開通によって、地方と地方の距離がぐんと縮まるだけではなく、人々の生活が変わり、都市が変わり、新疆そのものが大きく変わる。

○巨大なビジネスチャンスを迎える観光業

「朝、ウルムチでナンとチャイ(ミルク入りお茶)の朝食を摂り、お昼には蘭州でラーメンを食べ、昼食後は兵馬俑を観光し、夕食は北京の二環路内で北京ダックを堪能する」―――某ネットユーザーは、早くも高速鉄道開通後に経験できる「幸せな一日」をこのように空想している。

鉄道部門によると、高速鉄道列車でウルムチを出発すると、8時間後に蘭州、11時間後に西安、14時間後に成都、16時間後に北京、20時間後に広州、22時間後に上海にそれぞれ到着する。よって、新疆に住む人々にとって、これらの内陸部都市は「一日生活圏」の圏内に入ることになる。新疆の住民が内陸部で買い物や観光をする、あるいは内陸部の観光客が新疆に旅行する場合、高速鉄道の登場により格段に便利になる。

○高速鉄道が一手に担う「都市化」と「産業化」

新疆では、蘭新線第二複線の開業後、高速鉄道でウルムチを出発し、30分余りで吐魯番(トルファン)に、2時間あまりで哈密(ハミ)に到着する。これは、トルファンとハミがウルムチからの「2時間生活圏」内に入り、両市の投資や観光業のさらなる発展をけん引し、経済、社会、文化など各分野における3都市の協力交流が展開され、これらすべてが極めて巨大なビジネスチャンスをもたらすことを意味している。今後、高速鉄道が北疆や南疆に延伸すれば、利益を享受する新疆の都市はさらに増えることになる。

このほか、ウルムチの高速鉄道沿線地域は、潜在力を持ったエリアとして、早くから不動産業者が目をつけている。昨年11月の時点で、高速鉄道沿線地域では、31項目の企業誘致プロジェクトが確定しており、投資総額は約336億7千万元(約5510億3100万円)に上る。これらのプロジェクトは、住宅や生活利便施設、企業本社の建設が中心となっている。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年6月6日


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