2014年7月1日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

人民元オフショアセンターの競争、人民元国際化を促す (2)

人民網日本語版 2014年07月01日14:42

欧州や世界のその他の地方における人民元決済銀行の配置を見ると、国際市場の自由競争により人民元オフショアセンターの建設地を決めさせようとしているようだ。世界の自由競争は別の面から、人民元国際化を推進している。欧州を例とすると、ドイツは中国最大の貿易相手国だ。フランスと中国の人民元決済額は世界3位の規模になっており、シンガポールとの決済額を上回っているほどだ。ルクセンブルクの人民元建て預金は約400億元(約6540億円)となっており、人民元貸付は620億元(約1兆140億円)に達している。ルクセンブルクのファンドが管理する人民元建て資産は、2200億元(約3兆5970億円)にものぼる。ルクセンブルクは、力強い資産管理業界を有する。スイスは常に世界の重要な金融センターであり、人民元オフショアセンターになる自信を持っている。国際銀行間通信協会(SWIFT)が2013年に発表した報告書によると、ロンドンは中国域外人民元決済額の62%を占めており、15%の米国、10%のフランス、8%のシンガポールを大きく上回った。

中国は人民元がドルやユーロのように、投資・貿易・貸付に使用できる世界的な準備通貨になることを目指している。人民元が幅広く使用されることで、中国企業の為替リスクを下げることができる。過去数年間で外資が大量に流入し、中国の資産バブルの原因となったが、これは同時に中国金融システムの流動性の過剰を引き起こした。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年7月1日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング