2014年7月1日  
 

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O型、太り気味 ――蚊に刺されやすい人の特徴は?

人民網日本語版 2014年07月01日14:22

あなたの周りで、「自分は一番蚊に刺されやすい血液型だ」と嘆いている人はいないだろうか。「蚊に刺されやすい血液型」に対する見解はまちまちで、全ての血液型について、「刺されやすい」という意見がある。本格的な夏の到来を前に、「蚊に刺されやすい人の特徴」が、たびたび人々の話題に上っている。専門家は、「実のところ、蚊の吸血行動と対象の血液型との間には、何の関係もない。二酸化炭素、熱量、揮発性化合物などによって、刺されやすいか否かが決まる。このことから、太り気味の人、妊婦、化粧の濃い女性、濃い色の洋服を着た人は、蚊の『標的』になりやすいと言える」と指摘した。広州日報が伝えた。

〇「O型は蚊に刺されやすい」は科学的根拠なし

細胞生物学の修士号を持ち、科学事業普及サイト・果殻網の編集を担当している綿羊C氏は、「海外の研究者は、苦労して一連の研究に取り組み、血液型、発汗状況、皮膚の色、体毛などが蚊の吸血行動に及ぼす影響について研究を続けてきた。それらの実験から、『蚊の吸血行動と血液型との間には必然的な関係性が確認されず、皮膚の色や体毛も同様に何の影響もなかったが、発汗とは明らかな因果関係がある』という結論が得られた」と述べた。

日本人研究者も、「血液型抗原に関する実験においても、特定の血液型の人が蚊に刺されやすいことは、実証不可能だった。その理由は、実験において、人の体表の抗原濃度は、蚊が感知できる濃度より低く、血液型と蚊の吸血行動との間の関係性を証明することができなかったことによる」と指摘した。

綿羊C氏は、「蚊は主に、二酸化炭素、熱量、揮発性化合物などをたよりに、吸血行動のターゲットを決める。人が呼吸し、発汗し、熱を発散すると、その人の体温、放出した水蒸気、二酸化炭素、汗に含まれるアセトン、オクテノール、乳酸などの化学物質などが全て、蚊を引きつける原因となる。蚊は、それらの物質を追跡して、恰好のターゲットを捉えるのだ」と説明した。


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