2014年7月15日  
 

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各国の「西遊記」 日本では三蔵が女性に、韓国では悟空が死亡 (2)

人民網日本語版 2014年07月15日08:33

日本版「西遊記」

▽日本:三蔵法師に女性スター配役

「西遊記」は日本では、1920年代、30年代にすでに漫画やアニメ、映画にリメイクされていた。1926年の大藤信郎監督による短編アニメ「孫悟空物語」は、西方に経を求めに出かけるこの題材が多くの漫画家によって利用される原型となり、「最遊記」や「ドラゴンボール」などの人気作品を生み出した。

日本の漫画・アニメ界の父であり「漫画の神」とされる手塚治虫は、中学時代に中国のアニメ「鉄扇公主」を見て、漫画家を志すようになったとされる。1952年に連載開始となった漫画「ぼくのそんごくう」は、手塚ならではの筆で孫悟空がかわいい熊のように描かれ、神通力を持っているが親しみやすいキャラクターが生み出されている。

日本の大手テレビ局はこれまでに、「西遊記」を題材としたドラマを少なくとも5本制作している。理解しにくいのは、三蔵法師がこれらのドラマで、宮沢りえや牧瀬里穂などの女性スターに配役されていることだ。2006年にフジテレビが制作したドラマでは、実力派女優の深津絵里が三蔵法師を演じ、第一話で29.2%の超高視聴率を記録した。劇中では、体格のいいSMAPの香取慎吾が孫悟空、「電車男」の伊藤淳史がひょろりとした猪八戒、お笑いスターの内村光良が沙悟浄を演じている。この沙悟浄は、女好きで喧嘩っ早く、頭のキレがよいだけでなく、シンボルの杖も猪八戒に担がせている。孫悟空がスケボー風の筋斗雲に乗っていたり、唐代の女性が皆チャイナドレスを着ていたり、これまでにない小道具が使われている。女性の三蔵法師が泣き虫で、とぼけた孫悟空と恋愛を始めるなど、キャラクターの設定も大胆に変更された。


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