中国でも、家に引きこもるのが好きな大学生がたくさんおり、その過ごし方もさまざまだ。例えば、熱心にドラマを見たり、オンラインゲームをする人もいれば、ただタバコを吸って休日を過ごす人もいる。勉強好きなら図書館で1日こもりっ放しというケースもある。広州日報が報じた。
ドラマおたく:76話を2日で見終わる
広東省・仏山科学技術学院で機械設計を専攻する沈さん(仮名)は、「食事、睡眠、授業以外の残りの時間の半分はドラマを見ている」と答えた。そんな沈さんには、寮のルームメイトも正真正銘の「ドラマおたく」と太鼓判を押す。「唯一の趣味がドラマ鑑賞。昨年人気だった全76話のドラマを2日で見終わった。寝る時もパソコンの横という感じだった。一番ひどい時は、何日か徹夜でドラマ1作品を全部見た」と沈さん。
ルームメイトの劉さんは、ドラマに没頭する時になると、沈さんの棚はインスタントラーメンでいっぱいになると明かす。
ゲームおたく:3日間一歩も外に出ず
法学院に通う大学3年生・方さんの寮の部屋のドアには「負け組男の逆襲」との文字が書かれていた。その部屋では勉強に励む男子とおたくの男子が共同生活している。「おたく」派である方さんは、以前3日間授業がなかった時、ゲームばかりしていて一歩も宿舎から出ることがなかったという。そして、壁には出前のメニューがたくさん貼られていた。
寮にこもる理由は?
大学1、2年生の学生よりも、3、4年生のほうが、寮にこもりがちであることが取材で分かった。寮にこもる理由について、大学生男女は、「入学したばかりの時は、サークルや学校が企画するイベントやコンテストなども新鮮味があったが、時間が経つにつれ、寮にこもってインターネットでドラマを見たり、ゲームをしたり、チャットをしたりするほうが楽しく、心地よくなる」と声を揃える。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年5月7日