新疆維吾爾(ウイグル)自治区の3級以上のバスターミナルで9月1日から実名制のチケット販売・検札が始まる。中国では、列車のチケットを購入する際にも、飛行機と同じように、名前などの個人情報が必要で、検札の際に本人確認が行われている。天山網が報じた。
同自治区交通運輸庁は21日、「全区の三級以上のバスターミナル実名制チケット販売・検札業務方案」を制定し、関連の機構に伝えたことを明らかにした。
同制度実施後、乗客はチケット購入時に身分証明書提示が必要となる。身分証明書がなかったり、無効であったりした場合、現地の公安機構が発行する証明が必要になる。購入する際、乗客がICカード技術を駆使した第2世代身分証明書を提示した場合、その情報が専用機器で読み取られる。一方、そのほかの有効な証明書が提示された場合は、販売スタッフが乗客の情報をシステムに入力する。同システムがアップデートされると、乗客の名前や身分証明書番号、乗車区間、車番などの情報が、チケットに記されるようになる。そして、検札の際、検察員が乗客の持つ身分証明書の情報などがチケット上の情報と一致しているかを確認する。乗客と身分証明書、チケットの情報が一致していなかったり、身分証明書が無効である場合、乗車が拒否される。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年7月22日