都市部の地下に敷設されているパイプラインの安全問題が、社会全体から注目を集めている。中国衛星ナビゲーション測位協会は9日、北京で戦略的提携合意書に調印し、北斗衛星測位システムの正確な位置情報サービスによりガスの「モノのインターネット」システム構築を全面的に支援し、中国都市部ガス事業者のパイプライン安全管理水準を高めることを決定した。新華社が伝えた。
中国都市ガス協会の関係者は、「中国都市部のパイプラインの全長は40万キロを超えており、2016年には60万キロに達する見通しだ」と述べた。
中国衛星ナビゲーション測位協会と中国都市ガス協会は2013年より、的を絞った技術開発と厳格な試験を共同推進してきた。
中国衛星ナビゲーション測位協会の専門家は、「パイプラインに問題が発生した場合、北斗システムは誤差1メートル内の測位を実現できる。技術者は迅速かつ正確に問題のある位置を特定し、修復を行い、路面の水たまりや障害物などからの干渉を防ぐことができる。北京・天津・河北では今年9月中に、北斗システムを利用したパイプライン安全管理の全面的なカバーを実現する」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年8月11日