北京で13日に行われた芸能界の麻薬撲滅をテーマとしたイベントにおいて、北京市演出業界協会および各芸能事務所は、「薬物問題を起こした芸能人を出演させず、その芸能活動を企画しない。クリーンな芸能界を目指す」などとする「北京市芸能界麻薬撲滅承諾書」に署名した。新華網が伝えた。
イベントでは、最近薬物問題で逮捕された芸能人の紹介映像が流れた。北京出身の女優・孫茜は、「麻薬撲滅の意識を高め、麻薬のない健全な芸能環境を作る」とする提議書を読み上げた。
北京市麻薬撲滅弁公室の副室長である金志海氏は、「公的な存在である芸能関係者が麻薬に手を染めず、麻薬使用者との関係を断ち切ることを望む。また、芸能事務所や団体が、業界内の麻薬撲滅に向けた規則を打ちたて、芸能人に対する法律・法規の教育を強め、麻薬に手を染めた芸能人を出演させず、その公演の舞台を提供しないことを望む。スキャンダルを話題づくりや知名度アップの材料にしてはならない」と述べた。
今年すでに、歌手の李代沫、俳優の張耀揚、張元、張默、何盛東、高虎、シナリオライターの寧財神らが麻薬吸引の容疑で逮捕されている。国内外のマイナス影響を受けて北京市では麻薬が急速に蔓延している。今年5月末までに、登録された麻薬中毒者は2万6千人に達しており、年平均11.9%のペースで急速に増加している。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年8月14日