北京動物園の関係者の紹介によると、同園の動物との養子縁組管理方法に基づき市民は動物と養子縁組を結ぶことができる。500元(約8400円)を寄付すれば動物園が発行する養子縁組証書をもらうことができ、いつでも同証書に基づき無料で動物園を訪れ自分が縁組を結んだ動物に会うことができるという。養子縁組は一般市民に動物保護の意識を養ってもらうための媒体で、動物は引き続き動物園で飼育されるが、縁組を結んだ人は独特の訪問権を得ることができる。園側は縁組を結んだ人に訪問用チケット6枚を発行し、賛助期間に縁組を結んだ人は飼育係の監督下で動物に餌を与えたり、触ったりと近距離で触れ合うことができる。
また縁組を結んだ動物が病気になったり死んだりした場合、動物園は縁組を結んだ人に動物たちの状況をすぐに連絡する。このニュースに興味を示すネット利用者が多く、また出産を控えた父親や母親の中には、自分の子どもと同じ時期に生まれる動物と縁組を結んで、子どもの成長と共に見守りたいと問い合わせる人もいるという。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年8月20日