これまで海外からの観光客が押し寄せる繁忙期となっていた時期に、北京市の入境観光客受け入れ人数は月を追って減少した。北京市統計局、国家統計局北京調査総合チームがこのほど発表したデータによると、今年1~7月に北京が受け入れた入境観光客数はのべ236万5千人で、前年同期比5.9%減少したという。新華網が伝えた。
このうち外国人観光客数はのべ202万人で、同6.6%減少した。香港・澳門(マカオ)・台湾地区からの観光客はのべ34万3千人で同1.2%減少した。
データによると、7月に北京市が受け入れた入境観光客数はのべ34万5千人で、前年同月比6.5%増加した。入境観光客数は4月に下げ止まって増加に転じたが、その後再び減少し、数カ月連続の減少となった。北京市観光発展委員会関連部門の責任者が7月上旬に北京ハイエンド観光・会議産業連盟夏季普及推進イベントで述べたところによると、同委は観光に従事する企業が中国医薬の養生・文化体験ツアー、スポーツイベントツアー、文化公演ツアーといった新しい観光商品を生み出すよう誘導する方針だという。
同委と北京市中医管理局は今月6日、中国医薬の養生・文化体験ツアー商品7種類を共同でうち出した。北京市には中国医薬の養生や文化をめぐる豊富な資源があり、体験ツアーのモデル拠点21カ所、モデル拠点建設単位8社がある。観光産業界では、このような新しい趣向の観光業態はこれから北京の観光産業の発展における成長源になるものとみなされている。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年8月17日