2014年8月18日  
 

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「中国のおばさんの心つかめば天下を取れる」は本当

人民網日本語版 2014年08月18日15:02

「中国のおばさん」(中国語で「大媽」)はいつも知らず知らずのうちに世の中の注目を集めている。中国新聞網が伝えた。

最近メディアがこんな話を伝えた。銀行の資産管理マネージャーをしている20歳過ぎの男性が、広場でダンスするおばさんたちと一緒になって踊る光景がことのほか目を引いた。男性がおばさんたちの仲間入りするのは、仕事の顧客開拓が狙いで、聞くところによると、かつて不動産を手がけていたおばさんと仲良くなるのに成功し、おばさんは男性の務める銀行に数千万元(1元は約16円)を預金したという。広場で歌い踊るおばさんたちは周辺の住民にとっては長年にわたる頭痛の種で、両者の間にはこれまで数々のトラブルが発生してきた。だが銀行マンの男性は別の可能性を探り、おばさんたちに潜むビジネスチャンスを発掘し、仕事上で新たな境地を切り開いた。

ここ数年、中国のおばさんがメディアをにぎわし、その名がよく知られるようになった。中国のおばさんは全国をくまなく闊歩し、世界にも出かけていく。パリでも、ニューヨークでも、ミラノでも、ロンドンでも、はたまたモスクワでも、広場のあるところにおばさんの姿がある。おばさんたちは各地のぜいたく品の店をぶらつき、気前よく買い物して、世界の注目を浴びる。さきに中国のおばさんは市場で金を買いあさって有名になり、米国紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」はおばさんを指す「dama」という新語まで生み出した(「大媽」の中国語読みからきた語)。

こうした現象の背後には、中国にいる膨大な人数の「中国のおばさんたちのかたまり」があり、その規模は4億人とも言われている。中国経済の発展にともない、都市の家庭はここ数十年の間に大量の富を蓄積するようになり、中国の伝統的な家庭での役割分担もあって、おばさんたちはその富の支配権を握るようになった。中国のおばさんはもともと、世話好きで、なんでも自分でやりたがり、いつでもエネルギーに溢れ、元気いっぱいだ。体が丈夫で、経済力があり、暇もあり、情熱もあるおばさんたちは、めぐりめぐって「中国のおばさん経済」を構築することになった。


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