モンゴルの首都ウランバートルで同国のアルタンホヤグ首相と会見した習近平国家主席=8月22日 |
中国の習近平国家主席は22日、モンゴルの首都ウランバートルで同国のノロブ・アルタンホヤグ首相と会見した。人民日報が伝えた。
習主席は「私は昨日、ツァヒャー・エルベグドルジ・モンゴル大統領と会談を行い、両国関係を全面的な戦略パートナーシップに格上げすることで合意したほか、一連の重要な協力文書に署名した。中国はモンゴルと共に努力し、両国の全面的な戦略パートナーシップを実質的なものにしたい。中国の周辺外交の『親・誠・恵・容』という理念はモンゴル国にも適用される。より開放的で発展した中国は、モンゴルに多くのチャンスをもたらすだろう」と指摘したほか、「両国はそれぞれの発展戦略と強みを融合させ、互恵・ウィンウィンの原則にのっとり、すでに確定した鉱物資源開発・インフラ建設・金融協力の『三位一体・統一計画による推進』という全体的構想に基づき、鉄道・道路の相互接続、大プロジェクト協力を優先的に推し進め、シルクロード経済ベルトおよびアジアインフラ投資銀行を両国協力の新たなプラットフォームとし、より多くの分野で互恵協力を進め、両国の経済貿易協力の規模とレベルを引き上げていくべきだ」と強調した。
アルタンホヤグ首相は、「モンゴルと中国は親密な隣国だ。習近平主席のモンゴル訪問は、両国関係発展に対する中国の重視を十分に体現している。両国首脳が両国の全面的な戦略パートナーシップ構築を決定し、両国関係の発展の前途は明るい。モンゴルは中国の支持と援助に感謝を表明する。中国が『親・誠・恵・容』の外交理念を実行し、モンゴルを含む周辺国家に重要なチャンスをもたらすことを確信している。モンゴルは『プレーリー・ロード(草原之路)』の建設構想と、中国が提唱するシルクロード経済ベルトの一体化に意欲的であり、道路・鉄道の相互接続とトランジット輸送、クロスボーダー輸送を強化し、当該地域の利益統合を促進し、共同発展をけん引していきたい。また、両国の人文・青年交流を積極的に促進したい」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年8月24日