2014年10月10日  
 

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村上春樹氏がノーベル文学賞を受賞できない理由は? (2)

人民網日本語版 2014年10月10日15:42

泥臭さがない?

著名な文学翻訳家・施小煒氏は、「良い作品が売れるというのは、全く矛盾しない」と村上春樹氏を擁護する見方を示す。一方、文学界は、新作を出すたびに大ヒットを記録する村上春樹氏に対して、積極的な見方を示していない。例えば、元東京大学総長の蓮実重彦氏は、「小説を器、言葉を装置、人物をシンボル、読者を消費者にしている。泥臭さやきなくささが感じられない」と、村上春樹氏の作品を批判している。

「流行」と「作品の深み」は、両立できないのだろうか。2012年にノーベル文学賞を受賞した中国人作家の莫言(モーイエン)氏は、「村上春樹氏の作品の中には、評価できる点がたくさんある。現代性や若者が身近に感じることができる作風は、私の作品にはないもの。だから、とても尊敬している」と敬意を示している。

不運も重なる?

「文学的要素」以外に、偶発的な要素も関係している。過去のノーベル文学賞の受賞記録を見ると、2012年に莫言氏が受賞したため、この先数年は、アジアの作家に授与される可能性は低い。また、川端康成氏や大江健三郎氏などが、過去に同賞を受賞しているため、ノーベル賞の「世界のさまざまな民族に」という精神からして、日本人作家が再び受賞する可能性は低い。しかし、同賞を受賞するかどうかに注目が集まり、村上春樹氏の作品が、世界でさらに広く知られるようになっているのも事実だ。(編集KN)

「人民網日本語版」2014年10月10日


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コメント

最新コメント

宮田聡美   2014-10-10183.1.240.*
実は村上氏の作品を一冊も読んでいないので、評論の資格ないのですが、この文章を読む限り、村上氏のノーベル文学賞の受賞は難しいと思います。というより、ご本人が希望していないなら、必要もないのではありませんか。よく売れているということは、一応広く認められているわけですから。私自身は、文学はドストエフスキーが頂点に達し以後はその亜流に過ぎない、という偏見から、近現代文学は、欧米だろうと日本だろうと、あまり読みません。日本文学は夏目と芥川のみ全集、あと少し太宰、のこりは通俗小説で十分。中国はこれから、読みます。