旅行社によると、各地を結ぶ高速鉄道が開通したほか、旅行社がチケットを押さえているため、国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた大型連休期間中の高速列車を利用した旅行代金はそれほど上昇していない。うち、北京や華東(中国東部)、湖南省張家界、厦門(アモイ)などに向かう路線が人気となっている。羊城晩報が報じた。
中国の高速鉄道網が発達を続けているのを背景に、高速鉄道を利用した旅行も多様化。各地もそれに合わせた、観光商品を用意している。例えば、自動車で行くと時間がかかるなど、たいへんだった陝西省周辺の各観光地巡りは、鄭西旅客専用線(河南省鄭州-西安)を利用することで、河南省洛陽市の龍門洞窟、鄭州市の嵩山少林寺、陝西省華陰市の華山、西安市の兵馬俑などの観光スポットを5日間で巡ることができる。
広東省の南湖国際旅行社によると、国慶節期間中の中国国内旅行商品のうち、往復空路を利用するものは、価格が400-600元(約7000-1万500円)上昇している。利用する日や時間帯によって割引率が変化するため、予測が難しい。一方、高速鉄道や一般鉄道を利用する場合は、価格が一定のため、旅行価格も安定している。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年9月19日