2014年10月16日  
 

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人民網日本語版

ノーベル賞受賞のフランス学者、 中国経済・株式市場に深い見解

 2014年10月16日13:32

スウェーデンの王立科学アカデミーは北京時間10月13日夜、2014年のノーベル経済学賞をフランスの経済学者ジャン・ティロール氏に授与することを発表。これでノーベル賞2014年の受賞者が全て出揃った。

ノーベル賞の受賞は意外な喜び

統計によると、ジャン・ティロール氏はこの6年間、初のノーベル経済学賞単独受賞者となる。前回の勲章は2008年、経済活動の貿易モデルと地域分析で同年ノーベル経済学賞を受賞した米プリンストン大学のポール・クルーグマン教授に贈られた。

今年のノーベル経済学賞が単独受賞者のため、ジャン・ティロール氏には賞金800万スウェーデンクローネ(682万元に相当)が贈られる。

ノーベル委員会はジャン・ティロールへの授賞について、「ティロール氏の業績は、巨大企業数社に支配される業界を理解し規制するあり方を究明したことだ。多くの業界は少数の大企業或いは単独の寡頭に支配され、監督・管理が不十分である。類似市場の産物は、コスト要因以外の要素で価格高騰になる企業、或いは効率の低い企業が効率のより高い、新しい企業の市場進出を阻害することによって生存を図ろうとするが、社会に歓迎されることはない」と語った。

「天才エコノミスト」の誉れ

ジャン・ティロール(Jean Tirole)氏は1953年8月9日フランスに生まれ、米マサチューセッツ工科大学(MIT)でPhDを取得。現在仏トゥールーズ第1大学経済学部産業経済研究所所長を務め、同時にパリ大学、MITの客員教授を兼任。ハーバード大学、スタンフォード大学でも客員教授をつとめたことがあり、当代の「天才エコノミスト」と褒め称えられている。

ジャン・ティロール氏は累計して論文300本余りと著書11冊を発表した。ゼロサム理論、産業組織論とインセンティブ理論という当代経済学における最先端の3つの研究分野で先駆者的役割を果たした。

2002年12月、ディロール氏は武漢大学高級研究センターの主任、鄒恒甫教授の招きに応じて、当センターで企業金融理論と国際金融理論を系統的に講義した。今年6月10日、氏はまた江西財経大学を訪れ、「監督・管理改革は銀行の安全性を高めるか」との題で講演を行った。


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