従業員から反対の声が高まり、社長もついに中国政府が規定している通常の「年間5日間」に戻した。呉さんは、従業員らがその「勝利」に歓喜した時のことを覚えているといい、呉さん自身も、海南省に3日間、香港に2日間旅行に行く計画を立てたという。
しかし、あっという間に年末を迎え、振り返ってみると、有給休暇を取った従業員は一人もいないことに気付いたという。「休暇を取ると社長が嫌がるのをみんな知っているし、今年は業務も不調で、誰も言いだせない」と呉さん。
そして、「遅刻・早退ができた時のほうがまだまし。矛盾もあるし、合法でもないけど、少しの望みがあった。私は一度だけ早退したことがあり、渋滞していたけど気分は良かった」と肩を落とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年12月17日
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