2014年12月17日  
 

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重慶、ユニークな制度も結局は取れない有給休暇

人民網日本語版 2014年12月17日14:52

重慶市内のあるデザイン会社に務める呉艷艷さんは、入社してからの3年間黙々と働き、まともな有給休暇を取ったことはほとんどない。その理由は、同社は、1年間の有給休暇5日を、1日当たり8時間計40時間と計算し、1年間に40時間以内なら遅刻しても早退してもいいというユニークな有給休暇制度を採用しているからだ。重慶晨報が報じた。

同制度は、好きなだけ遅刻・早退してもいいというわけではない。1日当たりの遅刻・早退は1時間以内。さらに、9時出勤のため、10時までの遅刻は許されるはずだが、9時半から会議があり、それには必ず参加しなければならない。会議に遅れると「罰金」が待っている……。

一見、「人間味ある休暇制度」のように見えるが、呉さんが入社してからの3年間、従業員から何度もブーイングが上がったという。「9時半の会議に絶対参加しなければならないのに、1時間遅刻してもいいという制度には矛盾がある」というわけだ。また、1時間早く退勤しても、結局は渋滞に巻き込まれてしまうというのが現実のようだ。


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