(1)言語
まず、日本語は、中国全土の統一学習科目で世界共通語の英語とは異なることだ。大学に入学する以前に、体系的に日本語を学べる機会を持つ中国人学生は極めて少ない。近年の学部留学生の増加は、主に江蘇省や上海、東北の一部地域の中高生や日本語専門学校、大学で開設された提携プロジェクトなどによるものだ。
今年19歳になったばかりの趙晴さんは、成熟したバイリンガル教育システムを持つ学校で学んだため、かなり早い段階で日本語に触れた。中学3年時に日本語の勉強を開始し、毎週8時間の日本語学習を続けた。その後、高校2年時に、日本の大学で学ぶことを決めると、数学、理科など入学試験の必修科目のほか、日本語と日本文化を主に勉強した。
(2)入学制度
日本の大学は、一般の日本人学生の入学試験とは別に、留学生専門の入学試験を設けている。そのうち、日本語の試験が点数の半分を占める。理系などの科目では英語での解答も選択することができる。一方、日本の高等学校の外国人留学生は日本の学生と同様に一般の入学試験を受けなくてはならず、言葉の難易度が一気に上がるのはもちろん、競争率のレベルも比べものにならない。