中国教育部(省)留学サービスセンターは11月26日、初めてビッグデータを活用し、2013年海外留学帰国者に関する大量のデータを分析した結果を「中国人留学生帰国就業青書」に取りまとめた。報告によると、海外の大学院で修士号を取得して帰国した人は、帰国者全体の6割を占め、専攻学科は商科と社会科学関連に集中していた。
人数が多いと、競争率も高い?
海外の大学院で修士号を取得、専攻も良く似ている場合、競争の決め手はどこにあるのだろうか。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学ぶ毛さんは、次の通り語った。
「企業はまず、留学先の学校をチェックする。次に、筆記試験と面接の成績に着目する。海外帰国修士の中には、より開放的な考え方や習得した流暢な英語といった、留学経験者の優位性をアピールできる人がいる一方で、その振る舞いからは留学経験があるなど分からない人もいる。結局、企業は、応募者が海外で過ごした限りある時間を最大限活用したか否かにポイントを置きつつ、総合的に判断する」
競争の激化が進む就職情勢について、留学関連機関の専門家は、「海外帰国修士は、就活において先手を打たなければならない。できれば、帰国する半年前から、就活をスタートさせるのが望ましい」と提案している。