北京、2014年の大気汚染状況を発表　「重汚染」日が13日減少 (2)

【2015年煙霧対策行動計画】

市環境保護局大気処の于建華処長は、「北京市は近く、2015年の具体的なクリーン大気行動計画を発表するが、すでに2015年の年度目標は確定している。PM2.5年平均濃度を前年比約5％前後、二酸化硫黄（SO2）と窒素酸化物を同6.0％、それぞれ削減することを目指す」と話した。

【オレンジ色警報発令時の車両通行制限を検討】

今のところ、各レベルの大気汚染警報のうち、最も重い「赤色警報」が発令されると、車両通行制限などの措置が講じられている。だが今後、現行の各警報発令時の措置を、それぞれ1段階下の警報発令時に適用することが検討されている。つまり、現在の赤色警報発令時の措置が、1段階下のオレンジ色警報発令時に適用されることになる。

【2015年中に粉塵汚染物質排出費の徴収をスタート】

市環境保護局応急管理処の王斌副処長は、「2015年に導入予定の粉塵汚染物質排出費徴収制度は、現時点では審議段階にあり、年内のスタートを極力目指している。粉塵汚染物質排出費は、建設側から徴収することを基本原則とし、建築物の規模や粉塵汚染物質の排出レベルなどにもとづき統一的に徴収する。このうち、建築面積、土石量にもとづく汚染レベル、その他施工段階の汚染レベル、施工周期などの指数を計算式に組み入れ、『1平方メートルあたり3元（約58円）』を基本料金として算出する」と述べた。 (編集KM)

「人民網日本語版」2015年1月5日