国家衛生・計画出産委員会(衛計委)は12日午前に定例記者会見を開催、宣伝司の毛群安司長が、2014年「単独二孩(夫婦のどちらかが一人っ子である場合、子供を2人産むことが認められる)」政策の実施状況をめぐる報告を行った。2014年12月の時点で、全国で「単独二孩」を申請した夫婦は100万組に上り、うち92万組の申請が承認された。衛計委は、この数字について、「予想通り」とコメントした。新京報が報じた。
毛司長の談話内容は次の通り。
「単独二孩」政策の実施に先立ち、専門家は、「2人目の出産数はピーク時で200万人以下に抑えなければならない。というのも、女性・児童向けサービスや2人目の就学・就業にかなり大きな圧力がもたらされるからだ」と提言していた。
昨年3月ごろから、全国各地で続々と、「単独二孩」の申請受付がスタートした。また、どの夫婦にとっても、「出産」は家庭の一大事であり、2人目についてはじっくりと考える時間が必要だ。さらに、子供を授かるということは、決して夫婦の希望や計画通りには行かないものだ。このような様々な要因を総合して考えた場合、2014年の申請件数は、ほぼ予想通りだったと言えるだろう。2015年に「単独二孩」を申請する夫婦は、2014年よりやや増加すると見込まれる。
衛計委は、各地方政府に対し、「単独二孩」に絡む住民の要求に注目し、住民の意見に基づき、さらに簡略化された申請手続方案を検討し、女性・児童向けサービスをさらに改善し、妊娠期の健康・保健対策を強化し、2人目の子供を希望する夫婦が妊娠・出産期中に直面する問題を可能な限り軽減するために尽力するよう求めた。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年1月13日