■中国の印象 「本当の中国を知るには、中国を訪れ自らの目で確かめなければならない」
番組のインタビューでは、司会者は必ず北京での仕事や生活を通じて外国人が受けた中国への印象を聞いている。「85後」(85年以降から90年までに生まれた人)である藤原さんは以前上海に旅行したことがあり、北京に仕事で訪れた後には、西安などにも出張で訪れている。番組内で、藤原さんは、「中国に来る前は中国の印象は主にメディアの報道に影響されていたため、頭の中には大気汚染や食品の安全などの問題ばかりが浮かんでいた。そのため、北京に駐在で来る際にも、家族の中で賛成する人と反対する人がいた」と率直に語った。
賛成意見の家族は、得難いチャンスであり、人生を豊かにする経験になると考え、反対意見を持つ家族は、中国に行って健康を害することや、大気汚染や食品の安全問題を心配していた。北京に来てすでに半年以上がたった藤原さんだが、北京に来てから、中国語を学び、中国の友人を作った。そして、自分の観察と感覚を通じて知った中国はこれまでテレビなどのメディアから受けた中国の印象とはまるで異なるものだったという。
自分自身の経験を踏まえて、藤原さんは、「中国に対する正確な認識は自分で中国を訪れて歩き回ったり、色々なものを見たり、実際に自ら中国社会を感じることや中国人と知り合うことが必要だ」と語った。藤原さんは今早い段階で、家族を連れて中国を回りたいと考えている。それによって、藤原さんの家族が抱いている中国や中国人への印象も変わるかもしれない。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年1月15日