捜索
事故発生後、多くの国が、輸送機や船舶、半潜水艇、無人潜水艇「ブルーフィン21 」、サイドスキャンソナーなどを派遣したものの、発見された残骸は全て370便とは無関係と断定された。
ある船舶が、捜索場所から30キロ以内の地点で、航空機のブラックボックスが発すると思われるパルス信号を探知したものの、最終的に370便とは無関係であることが分かった。
6月26日。オーストラリア当局は報告書を公開し、新たな捜索範囲に言及。新たな捜索地域は南下し、パース西約1800キロの南北650キロにわたる約6万平方キロとなった。捜索期間は約1年と見ている。
8月28日。中国、マレーシア、オーストラリアは、記者会見を開催して捜索状況を報告。三国が、捜索活動をめぐる覚書を取り交わしたことや捜索範囲を南下させること、捜索をあきらめないことなどを発表した。
10月6日。オーストラリア当局は、入札、調整、分析を経て、南インド洋における海底捜査が4カ月ぶりに再開したと発表。オランダの捜査船2隻、マレーシアの捜索船「GO フェニックス」、中国の捜査船「竺可楨号」などが捜査に当たった。
昨年年末の時点で、オーストラリア交通安全管理局は、捜査全体の30%に当たる1万8千平方キロの海底を捜索したものの、発見には至っていない。設定した捜索範囲の捜索は2015年5月にも終わると見られている。
2015年1月28日。マレーシア交通部は、同国の民航局が370便が消息を絶ってまる1年となる3月7日の前の日に、中期調査報告を発表すると発表した。
2015年1月29日。民間航空局のアザルディン局長が、370便は事故を起こしたと認定し、乗客乗員239人は全員が死亡したと推定されると発表した。 (編集KN)
「人民網日本語版」2015年2月2日