易副総裁は、「現在は国境を越えた資本の流動状況は基本的に正常だ。2014年にユーロと日本円の2大主要通貨の米ドルに対する値下げ幅がどちらも10%を超え、人民元の対米ドルレートも2%前後低下した。ユーロと日本に比べ、また世界の通貨バスケットを構成する通貨に比べ、人民元の実質為替レートと名目為替レートはどちらも強くなっている。米ドルが世界で1番目に強い通貨だというなら、人民元は2番目に強い通貨だ」と述べた。
また易副総裁は、「多くの発展途上国の資本が流出しており、通貨の下落幅が拡大している。新興5カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の中では、人民元が最も安定し、最も強い通貨だ。人民元相場は基本的な安定を保っている。第一に、中国経済の成長見通しは引き続き好調とみなされており、世界を見渡せば、(中国の)GDP(国内総生産)成長率は依然として高い。第二に、人民元の国際化ペースが加速しており、貿易、対外投資、資産の配分などで、世界には人民元に対する一定の需要がある」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年3月5日
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