日本人女性と中国人女性はどう違うのかと、周りからよく聞かれる。人はそれぞれ個性を持ち、違いがあるのは当たり前のことだと思うが、強いて両者を比べるならば、以下の四点が挙げられる。
その一、日本人女性は女に生まれたことをプラスに受け止め、女としての幸せと喜びを大切にする。中国人女性がよく口にする「もし生まれ変われるのなら、女に生まれたくない」という考え方は、日本人女性にはめったに見られない。例えば、日本では少女が初潮を迎えることはめでたいこととされ、多くの日本の家庭は、その日に赤飯を炊いて少女の成長を祝う。一方、同じことでも「女って面倒くさい」との影響を受けた中国人少女は、その受け取り方はまるで雲泥の差だ。
その二、日本人女性は中国人女性よりも我慢強い。日本では、一見弱そうに見えても、実はすごい忍耐力を持ち、芯の強い女性をたくさん見てきた。外柔内剛という処世の道は、日本女性にとって勉強によって獲得したものではなく、まるでDNAの中に受け継がれたもののようだ。例を挙げれば、日本の病院の分娩室から、女性の痛みによる叫び声はほとんど聞こえない。
その三、日本人女性のセックスに対する態度は中国人女性よりも大胆。中国人女性とは違い、日本人女性には礼儀と道徳観念に縛られた結果の後遺症がまったくない。日本人女性にとって、セックスに関する話をするのは恥ずかしいが、「恥」までは至らない。「貞淑」と「色情」との間の境界線が曖昧である。
その四、日本人女性は結婚前後の変化が大きい。彼女たちは大人になってから結婚するまでの間、多くは経済的に余裕があって、遊びたいだけ遊んでいる。だが、結婚したら、だいたいは淑やかな奥さんに変身し、平凡な毎日に甘んじて家庭生活を営む。本屋にある女性誌やファッション誌は主に若い女性をターゲットにしている。一方主婦向けの雑誌だと、食費や光熱費節約術などのタイトルが表紙に見える。結婚前と結婚後のギャップは中国人女性のそれよりも大きいかもしれない。